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Into the Wild  イントゥ・ザ・ワイルド

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1992年、裕福な家庭に育ったクリストファーは大学卒業後、法律学校への学費を全額寄付し一言も告げることなく家を出る。一銭も持たないままヒッチハイクを繰り返し全米を転々とした彼の最後の目的地はアラスカだった。偶然見つけたバスの中で100日をも超える日数を厳しい環境の中暮らしていたが、結果的に餓死をしてしまう。
そんなクリストファーの軌跡を追ったジョン・クラカワーによるノンフィクション作品「荒野へ」をショーン・ペンが映画化。



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Emile Hirsch
Marcia Gay Harden
William Hurt
Hal Holbrook
Catherine Keener
監督:Sean Penn

アメリカ 2007年
★★★★★
ドラマ 伝記

IMDbでの評価:8.2/10

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Your great adventure on Alaska.

究極の自由を求め、現代社会を捨てアラスカへと行った青年・・・

2時間半もある映画とは感じさせないくらい引き込まれ、何度も目頭が熱くなりました。裕福な家庭に生まれ、優秀で何も不自由なんてなさそうな青年がすべてを捨ててまでなぜアラスカへ渡ったのか?クリストファーがアラスカに着き生活を始めるところからスタートし、大学卒業からアラスカで餓死するまでを家族との関係、旅の途中知り合った人たちとのエピソード、そして彼の考えを交えながら進行していく。

アメリカの大自然の中を旅していく様子は見ていてうっとり。旅の途中出会う個性的な人々とのエピソードもとても興味深かったです。持っていたお金を燃やし、「モノ」に溢れる社会を拒絶しひたすらアラスカを目指す。何も言わずに家を出て、結局最後まで家族に連絡することなく終わってしまった彼の人生。両親に対する想いが彼を動かしていただけはなく、「自分探し」の意味合いも含んでいた彼の人生最後で最大の旅。自然と協調する生活をあれほど望んでいた彼の命を奪ったのも自然だった・・・

Happiness is only real when you share...

死ぬ間際に彼が残したこの言葉がすごく印象に残ってます。長い長い道のりをやってきて気がついた時にはもう手遅れだったんだよね。

23歳だったクリストファー。自分探しという意味では今の自分にすごく当てはまるテーマなので涙なしでは見れませんでした。すごい映画としか言いようがない・・・めちゃめちゃ心揺さぶられました。今まで見た映画の中でもベスト5には入ります。原作も読んでみようと思ってます。ショーン・ペンとは長年の友人だというPEARL JAMのエディ・ヴェダーが手がけたサントラもおすすめ!



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コメントの投稿

Private :

日本に帰られるんですね~。ちょっと寂しいですけど、これからも情報楽しみにしています。ちなみに日本の方がいろんな国の映画を見れるチャンスが多いと思いますョ。

Into the Wild、心にずしーんと響く映画でしたね。いろいろ考えさせられるものがありました。

suikerさん
外国映画といえば日本のほうが断然見れる機会が多いですよね。ペースは落ちてしまうと思いますがたまにチェックしてもらえればうれしいです。
この映画今年見たなかで今のところベストです。原作まで買ってしまいました。

こんにちは!

アラスカまで来なければ気づかなかったの~!!
と叫びそうになりました。
両親の元を発ってからも、道中いろいろな人に出会っているにも関わらずです。
衝撃的で、かつ自然の過酷さを思い知らされた映画でした。

原書でも読まれたなんて、スゴイ。
私も読みたいと思っているのですが、英語が苦手なので、果たして翻訳版を手に入れようか迷っているところです。

めいさん
ほんと気がつくの遅すぎですよね・・・決定的な原因がミスで毒草食べちゃったってのもなんだか間抜けだったけど。
自然の恐ろしさはきっと彼自身なめてかかってたんでしょうねー許可なしに川下りだって自殺行為ですよね。
原作ですがそんなに難しくないのでおすすめですよ!映画の後だとストーリーも想像できますし☆
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Author:akky
好きな俳優はジョニー・デップ、ガエル・ガルシア・ベルナル、キリアン・マーフィー。

新作を中心に作品のレビューをしています。日本公開前の作品になることが多いのでこのブログで見てみたい映画を発見できる機会になれればいいな、と思います。


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