
スコットランド、グラスゴー。しょっちゅう自殺未遂を繰り返し病院のお世話になっているウィルバー。兄のハーバーはそんな弟を放っておけず一緒に暮らし面倒を見ている。彼らの両親は既に亡くなっており残された古本屋を経営しているが、ある日本屋で出会ったシングルマザーのアリスと出会いハーバーは結婚する。幸せな家族を手に入れたハーバーと常に自殺したいと思っているウィルバー兄弟だが、皮肉にもハーバーは癌で余命が短いことを告知される。

The life he wanted to end, was just about to begin幸せになるイタリア語講座のロネ・シェルフィグ監督作品。デンマーク語でもなければドグマ95映画でもありません。
日本未公開なので思いっきりネタばれで。
何度自殺をしても死ねないウィルバーのキャラがおもしろかった。皮肉っぽいけど自分にすごく正直。女性の医師に耳にキスされてフリーク!って言って去るとこなんてすごい笑っちゃったし。女性にもモテるし子供にだって好かれるのに自殺未遂を繰り返してしまう。兄のハーバーは顔にいい人って書いてありそうなほどのお人よしで、私だったらこんな毎日のように弟を救出に行かなきゃいけない状況に絶えられそうもないもん(苦笑)そして最終的にはハーバーと結婚するもののウィルバーとも恋人関係になってしまう女性アリス。運命は皮肉なものでアリスと恋に落ちたあとのウィルバーは自殺のことを考えることもしなくなり、しまいには自殺しようとしている人を助けるようになる。
愛する人を見つけたウィルバーはやっと人生を歩む意味を見つけだすんだけど、兄が死んだ後+恋人は兄の元奥さんだなんて本当に皮肉。ハーバーの立場で考えると2人の行動は裏切り以外のなにものでもないけれど、兄が望んでいた「ウィルバーを死なせない」っていうことは達成できたからよかったーって考えるのがこの映画の目的なのかしら?私にはそういう気持ちにはなれませんでした。
ダブリン上等やハリーポッターの嘆きのなんとかさんで知られる
シャーリー・ヘンダースン
がアリスを演じているんだけどこの女優さんかわいいんだかかわいくないんだかよくわかんない顔してるけど結構好きです。ダブリン上等のあの髭の印象が強いけどね。スコットランドって感じの顔してるよね。
Jamie Sives
Adrian Rawlins
Shirley Henderson
Lisa McKinlay
Julia Davis
Mads Mikkelsen
監督:Lone Scherfig
デンマーク・イギリス・スウェーデン・フランス
★★★☆☆
2002年 ドラマ
スカパー(シネフィル・イマジカ)で視聴可能。
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