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グアンタナモ、僕達が見た真実

20061026132339.jpg

2001年9月、パキスタン系イギリス人である3人の青年は彼らの友人で同じくパキスタン人である友人の結婚式に参加するためパキスタンへと向かう。式を目前とした彼らだったが好奇心から隣国アフガニスタンへとバスで国境を越える。しかし、アメリカからの爆撃攻撃が開始され帰りたくても帰れなくなってしまった4人達。連合軍の一掃作戦で捕獲されコンテナに入れられ、キューバにあるグアンタナモ基地へ収容されてしまう。無実である彼らだが米軍に虐待、拷問されながら2年もの収容生活を送らされることになる。


Scene_from_Road_to_Guantanamo.jpg


現在も約500人以上の「拘束者」が裁判を受けることもなく虐待、拷問を受けながら収容生活送っていることで知られるグアンタナモ基地。彼らのほとんどが「アルカイダに関与している可能性がある」と勝手に決め付けられ逮捕状などもらうこともないまま拉致されるように世界中から送り込まれてくるのだ。

この映画は私のお気に入り作品のひとつでもある「ひかりのまち」や「ウェルカム・トゥ・サラエボ」などで知られるマイケル・ウィンターボトム監督によるノンフィクションと俳優が演じるフィクションを合体させた作品。

観終わったあと、ひどい...としか言いようがないくらい改めてアメリカのやっていることはおかしいと思った。グアンタナモ基地の存在自体がおかしい。顔には袋、手足の自由は利かず人権なんて言葉は全く通用しない。収容されている場所だって、金網で出来た檻のようなところ。しかも野外。いつ出れるのかもわからない状況で、拷問のような取調べでは聞かれることは毎回同じ「あなたはアルカイダです。そうでしょ?」人の顔の区別もし難い写真やビデオを見せられては「ここに写っているのはあなたと友人ですね」だって。もちろん中には本当にテロに関与している人たちもいるだろうけど、アメリカ側はアラブ系ってことだけで拘束し続け、関与してようがしてまいがお構いナシ。

映画の感想というより、グアンタナモ基地のことになってしまったけど多くの人に見て欲しいと思った作品であることは間違いなし。基地での様子なんかはもちろん役者が演じているんだけど、実際にはもっともっと非人道的なコトが行われているんだと思う。結婚式に参加するためにパキスタンに行って、アフガニスタンにも行って...気がついたら2年もアメリカに拘束されてました、なんてとんでもなく運の悪かった3人(途中で1人が行方不明となるので)だけど、彼らが最後に「今となっては人生を変えてくれた経験となったから」と言っていたのが印象的だった。


Rizwan Ahmed
Ruhel Ahmed
Asif Iqbal
Shafiq Rasul
Farhad Harun
監督: Michael Winterbottom

イギリス 2006年
ドラマ ドキュメンタリー

ベルリン国際映画祭:監督賞受賞



2007年日本公開予定
日本オフィシャルサイト

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Private :

Not Subject

これは、みたい。
さっそくリストにくわえたよ。

あすかちゃんへ

みてみてみてみて!
ほんとおすすめー!かなり興味深い内容だったよ!

Not Subject

これ、早く観たいんです。イギリス映画だったんですね。知りませんでした。覚悟して、臨みます…。

さちさんへ

日本公開も決まってるのでぜひ見ていただきたい作品です。
本当に実際の映像を観ている感じでした。すごかったーとか言いようがないです。

Not Subject

akkyさん☆
これ、衝撃的でしたー。
去年は9.11に関する映画が何作か公開されて、あのときのショックが思い出されていたのだけど、
その裏でアメリカもこういうことやっていたなんてね、、、

Not Subject

きららさん>
私たちが普段知ることができないことって影で色々行なわれてそうですよね。政府が絡むとほんと怖いですよねー。911もいろんな陰謀説があるけど何十年後とかに実は。。。ってことで映画化なんかされたりしそうですし(苦笑)

Not Subject

こんにちはー。
恐ろしい真実。圧倒される映画でしたね。
アメリカ人の方々の興味、感想、評判はどのような感じでしたでしょうか?
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akky

Author:akky
好きな俳優はジョニー・デップ、ガエル・ガルシア・ベルナル、キリアン・マーフィー。

新作を中心に作品のレビューをしています。日本公開前の作品になることが多いのでこのブログで見てみたい映画を発見できる機会になれればいいな、と思います。


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