Martha Marcy May Marlene
- 2012-03-11(11:50) /
- [ハリウッド映画]日本未公開

カルト集団と2年間もの間生活をしてきたマーサは逃げ出すことに成功し、疎開になっていた姉夫婦に助けを求める。普通の生活に戻ろうとするも、過去の出来事がトラウマとして彼女を襲ってくる。誰にも真実を言えないでいるので、姉夫婦にとって彼女の行動は奇妙にしか映らない。助けたいと思っている姉だが、マーサはどんどん現実と過去の区別がつかなくなっていってしまう・・・

エリザベス・オルセン
ジョン・ホークス
ヒュー・ダンシー
監督:ショーン・ダーキン
アメリカ 2011年
★★★☆☆
ドラマ
IMDbでの評価:7.5 / 10
去年のサンダンス映画祭で監督賞を受賞したショーン・ダーキン監督のデビュー作。主演はオルセン姉妹の妹エリザベス・オルセン
カルト集団から逃げ出してきた少女と、その姉夫婦の話なんですがマジで怖いんです。精神的に相当怖い。洗脳って恐ろしくてメンバーに見つかるんじゃないかという恐怖心からマーサの行動は姉夫婦からは理解不能なものになっていくんですが、何も語ろうとしないので助けることもできないし。人って壊れると本当にどうしようもなくなってしまう。
これからの活躍が楽しみはエリザベス・オルセン、新作Silent Houseは全米で今週公開、キリアン・マーフィーとロバート・デ・ニーロと共演しているRed Lightsも楽しみ!
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Chronicle
- 2012-02-19(11:09) /
- [ハリウッド映画]日本未公開

病気で寝たきりの母親と働かずに暴力を振るう父親、そして学校でも友達のいない高校生のアンドリューは彼の周りで起こる全てのことをビデオカメラで記録し始める。いとこのマット、そして学校の人気者スティーヴと山奥のレイヴに行った際、奇妙な体験をしたことがきっかけで超能力が使えるようになる。最初はいたずらに使っていただけだったが、怒っていた時にアンドリューが起こした事故がきっかけで取り返しのつかない状況へとなってしまう。

デイン・デハーン
アレックス・ラッセル
マイケル・B・ジョーダン
監督:ジョシュ・トランク
アメリカ 2012年
★★★★☆
Sci-Fi
IMDbでの評価:7.6 / 10
主役となるアンドリューは病気の母親と暴力を振るう父親というひどい家庭環境におかれている+シャイで友達もいないような高校生なんですが、超能力を手に入れてからというもの友達もでき、なにしろ人が出来ないことをできるパワーを持ってしまい人格までも変わってしまう。良い方向だけに行けばよかったのだけど、念力だけで人を殺すこともできるようになってしまい、そこまでくるとコントロールがきかなくなったときに起こってしまうのは悲劇でしかないわけで。本人としてはただ母親を救いたかっただけだったはずなのに、一般の人をも巻き込むとんでもないことをしでかしてしまいます。
クローバーフィールドやパラノーマルアクティビティなどでも知られる撮影手法「モキュメンタリー」形式で撮られた今作品。予告見た限りではぶっちゃけまたこういう系でわけわかんないモンスター出てくるんでしょ?くらいにしか思ってなかったんですが、人間の愚かさを見せ付けられたような終わり方でぐったり。最初からいやーこれはハッピーエンドでは終わらないだろうなぁとは予想できちゃうのですが、悲しすぎる・・・。
The Future
- 2012-01-14(09:34) /
- [ハリウッド映画]日本未公開

LAに暮らす35歳のカップル、ジェイソンとソフィーはシェルターに入っている怪我をしている猫を引き取ることにする。引き取ったあと、猫中心の生活になってしまうのでは?このまますぐに40歳になって年を取っていくだけなのでは?と焦った2人は猫がくるまでの自由な時間を自分たちを見つめ直すために使うことにする・・・

ミランダ・ジュライ
ハミッシュ・リンクレーター
デヴィッド・ウォーショフスキー
監督:ミランダ・ジュライ
アメリカ 2011年
★★★★☆
ドラマ
IMDbでの評価:6.2/10
『君とボクの虹色の世界』でこの人の作るものおもしろすぎる!って世界に名を残す事になったアーティストのミランダ・ジュライの長編映画2作品目。またあの独特な世界観が味わえる作品でした。いや、もっと独特になって???な部分もあったけど(笑)
同棲している30代のカップルが将来について焦りだし、じゃあ今しかできないことやってみようよ、お互いってなるお話なんだけど、なんかねー気持ちすごくわかる。自分の思いとは逆にどんどん過ぎていく時間。怖いよね。年とるのって怖いもん。最後のほう、なんだか哲学的な方向にいってしまい私の英語力では残念ながらちゃんと理解できなかったんだけどね・・・
私が大好きなバンドのBeach HouseのMaster of Noneが印象的に使われてたのでリンク貼っておきます。
Dirty Girl
- 2012-01-13(14:37) /
- [ハリウッド映画]日本未公開

1987年。オクラホマ州にあるノルマン高校に通うダニエルは、「Dirty Girl」として知られている女の子。素行の悪さが原因で補習クラスに移され、子育ての授業で内気でゲイのクラークとペアを組まされる。はじめは嫌がるダニエルだったが、父親からゲイだということでひどい扱いをされているクラークと彼女自身が抱えている「父親に捨てられた過去」を打ち明けることによって仲を育んでいく。

ジュノー・テンプル
ジェレミー・ドジャー
ミラ・ジョヴォヴィッチ
メアリー・スティーンバージェン
ウィリアム・H ・メイシー
監督:エイブ・シルヴィア
アメリカ 2011年
★★★☆☆
ティーン ドラマ
IMDbでの評価:5.7/10
監督を務めたエイブ・シルヴィア自身の経験を元にしているというこちらの作品。
ゲイだという理由だけで軍へ送らされると脅されている内気なクラークと、悪い子だけど父親に一度も会ったことがなく実はすごく孤独を感じているダニエル。正反対の二人が、ロード・トリップを共にすることにより親友になっていきます。題名から想像してたものとはだいぶ違い、普通の高校生からはちょっと外れてしまった2人の友情物語って感じで結構感動してしまった。
主演を演じたジュノー・テンプルはイギリスの女優さんなんだけど、グレッグ・アラキ監督のKaboomでの強烈キャラ&バットマン新作The Dark Knight Risesにも出るようなので楽しみです。
We Need To Talk About Kevin . 少年は残酷な弓を射る
- 2011-12-23(13:00) /
- [ハリウッド映画]日本未公開

エヴァは自らのキャリアと夢をあきらめ、ケヴィンを出産する。母と息子のコミュニケーションは早くからうまくいかず、16歳になったケヴィンは取り返しのつかない罪を犯してしまう。自分は息子を一度も愛していなかったのだろうか。ケヴィンの犯した罪における自分の非とは何だったのか。エヴァは罪悪感と母性の間で悩み苦しむ。

ティルダ・スウィントン
エズラ・ミラー
ジョン・C・ライリー
シオバン・ファロン
監督:リン・ラムジー
アメリカ 2011年
★★★★☆
ドラマ
IMDbでの評価:7.8/10
幼い頃から全く母親になつかず、どう愛情を注いでいいかわからないまま成長した息子は16歳で無差別殺人を犯してしまう。モンスターを産んでしまった母親の葛藤を描いた作品。
過去と現在が交差して進められるタイプの映画だけれども、すごくわかりやすい。暗くて嫌悪感しか出てこない映画なんだけれど、赤色が印象的に使われていて映画としては美しかったんだけどね。とにかく、暗い。そして母親からの目線で描かれているので、ケヴィンの憎いこと・・・かといって、全部ケヴィンが悪いのか?って問われるとそうではなくて、プロに助けを求めたり、旦那もエヴァの見方になっていたら少しは違っていたのでは。
大きな罪を犯したんだろうなってのは最初のほうですぐにわかるんだけど、具体的に何をしたのかは最後の方にならないとわからないんですが、まさか弓とは。恐ろしい。
ティルダ・スウィントンはもちろんのこと、エズラ・ミラーの美形っぷりが半端ない!アンディ・ガルシアと出ていた2年前くらいの映画City Islandでもやたら綺麗な子だなあとは思っていたんですが、今回は鳥肌たつくらい冷酷で綺麗です。怪しい感じの男に弱いので(だから、キリアン・マーフィーとか大好きだもん)彼にはこれから大注目しとこう。まだ19歳とはね。色気ありすぎでしょ。
ちなみにサントラはRadioheadのジョニー・グリーンウッドが手掛けてます。
We Need to Talk About Kevin | |
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