- 2007-02-25(07:17) /
- [外国映画]メキシコ

モロッコを訪れたアメリカ人旅行者の夫婦。女は地元の子供に誤って撃たれ、瀕死の重傷を負ってしまう。一方、サンディエゴに住む彼らの子供たちは、メキシコ人のベビーシッターが、故郷で行われる息子の結婚式に連れて行った。だが国境警察から足止めされ、良からぬ誤解をされてしまう…。そして東京。妻をなくしたばかりの父とその娘。娘は母の死後ずっと、母を失ったこと、そして自身の耳と口が不自由であることに苛立ちを感じていた。まだ現実すら受け止められない父に、娘の怒りが激しくぶつけられる…。それぞれの場所でそれぞれに降りかかる悲劇。やがてそれは共有する運命へと加速する…@Cinema Coming Soon

Pain is universal... But so is hope.アカデミー賞発表前に見れてよかったぁ。日本では菊池凛子さんがノミネートですごい話題になってるこちらの作品。おもしろい作品とは言えないけど見終わったあと何かが心の中に残るような感覚がしました。
モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本を舞台に題名にもなっている「バベル(人間の愚かさの象徴)」をこれでもか、というほど見せつけられる。作品を見る前は言葉の違いによって起こる事件を描いているのかと思ってたんだけど言葉だけではなく人種、宗教、国の違いによる人間の愚かさといったほうが的確かと。皮肉なことに観客は「神」の立場として世界中で起きている「人間の愚かさによる悲劇」を目のあたりにするんだけれど、実際もっとひどいことが世界中で毎日起きているんだよねぇ。
日本のエピソードだけど、ちょっとなぁと思ったのが正直なトコロ。菊池凛子演じる聾唖の女子高生の葛藤とか孤独っては痛いほど感じ取れたんだけど、日本の描き方がステレオタイプな感じがして。日本の女の子ってあんな風なの?!って思われたくないし。なんで彼女は嘘を付いたのかいまいち理解できず。
モロッコを舞台にして起きるアメリカ人夫婦の事件。あんな簡単にテロだと言い切れちゃうアメリカメディアは嫌な感じ。負傷する前は話せばケンカのような状況だった夫婦が絆を取り戻していく様子は感動的だった。
サンディエゴ&メキシコではガエル君が超自己中で最悪な人物を演じてます。モロッコで事故にあい帰国できなくなったアメリカ人夫婦の子供2人を預かっているメキシコ人の中年女性。息子の結婚式に出たいからって国を跨いで子供達を連れて行っちゃうのがまずおかしい。元々違法でアメリカに滞在してたんだからすんなり戻ってこれたとは思えないし。巻き込まされた幼い子供達の車内で恐怖に泣き叫ぶ姿は痛々しかった。
日本ではGW公開だそうで。覚悟して見に行ってください。
日本オフィシャルサイトバベル@映画生活Brad Pitt
Cate Blanchett
Gael Garcia Bernal
Elle Fanning
Koji Yakusho
Rinko Kikuchi
Adriana Barraza
監督:Alejandro Gonzalez Inarritu
アメリカ・フランス・メキシコ 2006年
★★★☆☆
ドラマ
アカデミー賞:7部門ノミネート
その他17賞獲得。59賞ノミネート。
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私もあの日本人の描き方はちょっとなぁと思った。
あんなパンツはいてないなんて思われたら嫌だし(笑)
だけど、なかなか難しいよね~。
私も思ってたのと全然違う作品だったんだけど、
なんともずどーんって感じやったね。
明日どうなるんだろうね。
あたしも最近これみたよ~!
愚かさという点は各国のエピソード共通してるけど、
モロッコのエピソードが一番良かったと思う。
akkyちゃんと同意見で何故りんこたんが
嘘ついたのかが不明。
日本のエピソード部分は弱いと思った。
それから、あのアホちんは
ガエル君だったんだ(笑)
顔はかっこいいよね。
役柄なんだけど、あの行動には呆れちゃったよね。
もう簡単に予想できるような展開で
メキシコへ連れて行った時から
だめだこりゃって思ってました。
この映画は銃に関してもメッセージが
あるように思えます。銃自体が悪いというよりは
銃を扱う人はそれなりの責任を持つことが
大事ということかな。
あすかちん>
まぁねーやっぱ他国の人が描く国ってどこだろうが絶対つっこみどころあるもんねー。
イギリス人がアメリカ人なんてしょっちゅうだし(笑)
コメント返事返すのすっごい遅くなってごめんね!
マイメロさん>
そうそうーあのアホ!でもやっぱガエル君だからかっこよかったです(笑)
メキシコのエピソードは救いようがなかったですよね。
銃についてもマイメロさんのおっしゃるとおりだと思います。ほんとメッセージがたくさんつまった作品で一度では理解できてない部分が多かったです。かといって2回目見たいとはしばらく思えそうにないですけどねー。
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